第14回運営ミーティングを開催しました
5月17日(日)に第14回となる運営ミーティングを実施しました。
RUDY JAPANは患者のみなさんと一緒に進める医学研究です。
運営ミーティングでは、ウェブ会議システムを利用して、患者と研究者が定期的に集まり、進捗状況の共有や今後の方針についての話し合いを行っています。
今回は、大阪大学・医の倫理と公共政策学の加藤和人先生をはじめとする7人の研究者と5人の患者メンバーが出席し、運営状況の共有および話し合いを行いました。はじめに新型コロナウイルス感染症の影響による参加者や事務局の状況変化についての共有を行った後、新しく開始する予定の研究のご説明を行い、さらに今後RUDY JAPANで実施したい研究について話し合いを行いました。
今回、特に中心的に話題となったのは、「患者の抱える生活の状態をどのように調査すれば良いか」という内容でした。
現在、RUDY JAPANではQoL(Quality of Life:生活の質)に関する質問票を用意しており、その回答を収集・分析することで患者さんの状態の把握を試みています。しかし、今回の議論では、患者メンバーから、いま用意されている質問票では測りきれない患者の生活の負担に関する指摘がありました。その一方で、シンプルな質問票の方が、回答する際の負担が少ないことなどの利点も存在するという指摘もありました。そこで、今後のRUDY JAPANで行う研究について、患者の視点を反映すること、回答時の負担への配慮をすることの両方を重視して実施することで合意しました。
RUDY JAPAN上で今後どのような研究を行うかの具体的な内容に関しては、引き続き検討を続ける予定です。
RUDY JAPANへの問い合わせやコメントなどは、いつでも下記のメールアドレスで受け付けています。上記の検討内容へのご意見や、運営ミーティングに出てみたいといったリクエストなど、何でも大歓迎です!
rudy[at]hp-info.med.osaka-u.ac.jp
※@に置き換えてください。また、医療相談にはお答えしかねますのでご了承ください。